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イッピン「復活し伝統を未来へ〜神奈川の工芸品〜」

<番組紹介>
明治の初めから神奈川で作られていた、ほうき。
そして幕末、横浜で生まれたハイカラな焼き物。
一度は途絶えかけた伝統をよみがえらせ、
活気づけようとする職人たちに迫る。
明治の初めから、神奈川県の愛川町、中津地区は
ほうきづくりの盛んな場所だった。
高度経済成長期に電気掃除機が普及すると、
ほうきの需要は激減。伝統は途絶えかけた。
それを復活し、現代の暮らしの中で生かそうとする
職人たちのほうきづくりに迫る。
また横浜では、幕末の開港以来、
独特の和洋折衷の焼き物づくりが始まった。
何度かの危機を乗り越え、父の遺志をついて、
横浜の焼き物の伝統を守ろうとする職人の姿を描く。
 
 

中津箒(まちづくり山上・柳川直子さん)

 
柳川直子さんは、中津に箒作りを広めた
柳川常右衛門から6代目に当たります。
かつて柳川商店が暖簾分けした
京都支店の職人であった柳川芳弘さんから届いた箒を見て、
箒作りを復活させて後世に伝えていこうと決意。
平成15(2003)年に、
柳川商店の屋号であった「山上」を冠した新会社
まちづくり山上」を設立。
中津に伝えられた技術で作られた箒を「中津箒」と名付けて
材料の「ホウキモロコシ」種子を探すことから活動を始めました。
 
そして、「ホウキモロコシ」栽培を軌道に乗せ、
昔ながらの箒の製造だけでなく、
現代の暮らしや仕事に合わせた新しい箒の開発も行っています。
若手職人の育成にも注力し、現在、10名程の職人が在籍しています。
 


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日本の伝統的な箒の文化を残し、
現代の暮らしにあった形で「中津箒」を再興していくために
いろいろなイベントを行っています。
 
 
  • 住所:〒243-0303
       神奈川県愛甲郡愛川町中津3687
  • 電話:046-286-7572
 
まちづくり山上
  • 住所:〒250-0861
       神奈川県小田原市桑原867-6
  • 電話0465-38-0538
 
 

横濱増田窯(増田博一さん)

 
開港間もない横浜の地に、
全国の陶工達が集い、誕生した焼き物が「横浜焼」です。
一時は、400人程の陶工が集まり、
「世界の横浜焼」として輸出されていました。
しかし、窯元の多くは関東大震災や空襲により途絶えてしまいました。
(詳しくは、神奈川県「横浜焼」をご覧下さい)
 

 
横浜焼の復興に尽力したのは、博一さんの父・先代の博さん。
横浜の焼き物に感銘を受け、
昭和40(1965)年、かつて宮川香山氏の元にいた陶工を探し集め、
窯を開きました。
 
  • 住所:〒231-0861
       神奈川県横浜市中区元町2-108
  • 電話:045-663-2228
 
 

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