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イッピン「見て 触れて 楽しむカタチ~神奈川 小田原の木製品~」

<番組紹介>
今、独特な木目模様の木の器が評判だ。
作っているのは神奈川・小田原の工房。
中でも人気は「底の深いボウル型」の器。
材料はヒノキの角材。
わずか4センチの厚みの角材を器に変え、
さらに独特な木目模様にする、ユニークな製法とは?
ほかにも、
若手職人が伝統技法で生み出すおしゃれな「模様」、
ベテランが超絶技巧で作る極小の豆茶器玩具が登場!
楽しさあふれる木製品を作る、職人たちのワザと魅力に
モデルのAYUMIが迫る。
 
 

ひきよせ(ラ・ルース)

 
挽き物・箱根寄木細工・木象嵌・指物など
多様な木工技術が発展してきた小田原に木工場を構え、
木の持つ多彩な表現を活かしたデザインで、
気持ち良い暮らしを作っている工房です。
 
小田原を中心とした間伐材を用いることで、
森を活性化させるなどの環境保全にも取り組んでいます。
 

 
ひきよせ」はラ・ルースから生まれた、
「かまぼこのような木製品」を扱うブランドです。
「かまぼこのような木製品」とは、
元の姿は留めなくても、
シンプルな形と素材の美しさを
存分に味わえる日用品に生まれ変わる、
まるで「かまぼこ」のように
日々の食卓に豊かさを引き寄せる木製品という意味だそうです。
 
寄木をろくろで挽いて、豊かな食を引き寄せる器です。
 

 
間伐材や端材を用いるなど、
自然に寄り添い、素材を活かす為に手間をかけて加工しています。
「ヒノキ」「メープル」「ウォールナット」の3種類あります。
 
  🌲 ヒノキ
   
  間伐材を使用し、木目が美しいのが特徴で
  日本の食材と調和し、食卓を彩ります。
 
  🌲 メープル
   
  白く木目の美しい器は
  どんな料理も鮮やかに引き立てる、
  使いやすい一品です。

 
  🌲 ウォールナット
   
  色が濃く、盛った料理を高級に見せ、
  置かれた空間に存在感を与えます。
 
平成26(2014)年度には、「グッドデザイン賞」を受賞しています。
パリの国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」にも出展され、
外国人バイヤーにも好評です。
 

キジヒキ」という製品を作っている工場を買い取りました。
日下部一郎さんにより創設され、
現在は3代目の日下部宜志さんがその技を受け継いでいる工場です。
 
キジヒキ」とは、平安時代から続いている
「木地挽き技法」から名前を取った、ケヤキの器のシリーズです。
昭和初期から作っていました。
 


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キジヒキ」の製品は、
独自の接着技術により隙間のない堅牢な角を作り、
更に轆轤法や仕上げ加工をして木目柾目板目の特長を生かして、
最新の塗装法で塗面の強さは最高級です。
その造形美と実用性の高さから、
様々なホテルやレストランで使用されています。

この「キジヒキ」を
東京都主催の「ビジネスデザインアワード」に出展した際、
キジヒキ」の材料をムダにしない作りに注目した
「カイチデザイン」のプロダクトデザイナー・山田佳一朗さんが
「このすばらしい作り方を器をブラッシュアップすることで、
 広めていきましょう」と提案されたことから、
「ひきよせ」は生まれました。
 

 
山田 佳一朗さんは、
平成9(1997)年に武蔵野美術大学を卒業後、
同研究室助手を経て、
平成16(2004)年よりKAICHIDESIGNを主宰。
平成23(2011)年から「花ノ停留所」で花屋を、
平成29(2017)年からは
「花住荘 -KASUMISO-」で賃貸住宅を運営。
考える人、作る人、伝える人、使う人と共に考え
関わる人が生き活きと生活出来るよう
活動していらっしゃいます。
主なデザイン活動に、
などのブランディング、
GEMINI(blocco)、KOTORI(アッシュコンセプト)、
酒器だるま(セラミック・ジャパン)などの
プロダクトデザイン、
COEDOの屋台、DITORYのインテリアデザインなどをしています。
グッドデザイン賞など、多数受賞。
 
イッピンの取材模様はこちら!
 

la-luz.co.jp

 
  • 住所:〒〒250-0861
       神奈川県小田原市桑原867-6
  • 電話0465-38-0538
 
 

木象嵌細工 貞(高橋貞雄さん)


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「木象嵌」(もくぞうがん)は、
箱根小田原地方に伝わる伝統技法で
種々の色合いを持つ天然木材を使い
絵画や図案をはめ込んで表現する木画です。
日本では正倉院御物にも多く見られる手法です。
 
明治17(1884)年頃に箱根地方で始まり、
約130年の歴史がある技術です。
 
番組では、「木象嵌工房 貞」高橋さんの
「桜木象嵌iphoneケース」が 紹介されていました。
高橋さんは、厚生労働省に認定されている
木象嵌技能士4名のうちの1人です
 
 

豆茶器玩具(斎藤木工所)

 
 
小田原の特産品の店には、
木製の極小玩具や日用品などが売られています。
「豆茶器玩具」と言い、江戸時代からの歴史があります。
番組には「斎藤木工所」の斎藤久夫さんが登場しました。
 
 

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