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イッピン「曲げておいしい杉の器 秋田大館・曲げわっぱ」

<番組紹介>
お弁当作りブームと言われる今、
多くの人が憧れる弁当箱が、
秋田大館で作られる“曲げわっぱ”だ。
材料は、樹齢150年以上の天然杉。
そのしなやかさと美しさを最大限に生かした
丸い形と繊細な木目が特徴だ。
しかも、木が湿気を吸収するので、
ごはんがべちゃっとならず、おいしい。
大館では、千年以上の昔から、
曲げわっぱの弁当箱を作ってきたが、
その伝統のワザとは?
また近年続々登場している
モダンな曲げわっぱも紹介する。
 
<初回放送日:平成28(2016)年5月3日>
 
 
秋田県大館市で作られている「曲げわっぱ」は
お弁当作りブームと言われる今、多くの人が憧れる弁当箱です。
 
材料は、樹齢150年以上の天然の秋田杉。
天然の秋田杉の柾目板を薄く板取りし、煮沸して曲げ、
桜皮で縫い止めして仕立てています。
天然秋田杉の香りの良さや美しい木目と色合いが
食べ物をより一層美味しくさせ高級感があります。
木が湿気を吸収するので、ごはんがべちゃっとならず、
おいしいままなのも、人気の理由です。
昭和55(1980)年に国の伝統工芸品指定を受け、
その優れた技術を今に伝えています。
 
 

1.柴田慶信商店(浅草店)


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浅草・雷門のそばにある「柴田慶信商店しばたよしのぶしょうてん」では、
樹齢約150年以上の天然杉を使用した秋田県の伝統工芸品
「大館曲げわっぱ」を販売しています。
 
定番人気の商品は、白木のわっぱの弁当箱です。
 

 
 
秋田県北部にある大館市(おおだてし)にある本店では、
白木の大切さを痛感し、
ご飯を入れる器は「白木」でなければならないと
「白木の弁当箱」を製作しています。
 
 
「白木」とは、塗料を塗っていない状態の
木材のことを言います。
完全無塗装とすることで、
材料となる杉の「吸湿性」「通気性」が生かされ、
ご飯の水分を程良く吸収し、
時間が経って冷めても美味しく食べることが出来ます。
天然杉の香りは食欲をそそり、
また杉の抗菌効果でご飯が傷みにくく
ご飯を詰めてから常温で一昼夜も痛まず持つほどです。
 

 
柴田慶信商店 浅草店
  • 住所:〒111-0032
       東京都台東区浅草1-17-5
  • 電話:03-6231-6477
 
 
 

2.曲げわっぱ 栗久


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大館まげわっぱの老舗「栗久(くりきゅう)は、
生活の道具として伝わった伝統の技術を今に伝えるべく、
今の暮らしに適した曲げわっぱを提案し続ける
曲げわっぱメーカーです。
 
経済産業大臣指定の伝統工芸士であり、
栗久六代目の栗盛俊二さんの作る曲げわっぱは、
伝統の技術とモダンなデザインを見事に調和させ、
数々のデザイン賞を受賞しています。
他に類を見ない美しいデザインと、
使い心地を第一に考えた高い機能性の「曲げわっぱ」を
多く作り出しています。
 
 

 
リングカップ」は、「栗久」さん高度な技術で作られた
世界初、円錐形の曲げわっぱ技術を応用した、
お洒落な曲げわっぱのカップです。

 
軽いのが特徴の曲げわっぱですが、
持った時に滑らないように、リングが付いています。
握力の弱い御年配の方も、
リングが手に引っかかり、滑らず持ちやすくなっています。
 
熱伝導率の低い杉の木の特性で、
ガラスや金属、陶磁器よりも高い保温効果を持ち、
飲み物の温度を手に伝えず、
結露もほとんど起こさずに、
注ぎたての温度を長時間持続する、
優れた特徴を持つ曲げわっぱのカップです。
 
また、気兼ねなくお料理も楽しめるように
表面にウレタン塗装が施されているため、
水をはじき、汚れや臭いが付きにくくなっているのも
特徴です。
 
重ねられるので収納場所を取りません。
 

 
 

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