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イッピン 「しなやかに涼やかに~岡山・いぐさ製品~」

<番組紹介>
岡山で作られるいぐさ製品。
100%いぐさのバッグは現代的なデザインで人気。
洋風の敷物、ラグの裏地にもいぐさが使われ、吸湿性に優れる。
職人たちの工夫と技に迫る。
 
もうすぐやってくる暑い夏を、少しでもさわやかに暮らしたい。
岡山で作られるいぐさの製品は、そんな願望を満たしてくれる。
いぐさをよりあわせて織り上げたバッグはしなやかで軽くて丈夫。
若き職人の感性が光る現代的なデザインに仕上げられている。
また、いぐさを裏地に使った洋風の敷物、ラグは、
吸湿性に優れ、さらっとした肌触りで快適に過ごせる。
畳表の伝統を踏まえた、職人たちの手仕事に
女優の黒谷友香さんが迫る。
 
 

1.いかご(須浪亨商店)

 
明治19(1886年)創業の「須浪亨商店」は
岡山県倉敷市茶屋町で
いぐさのかご「いかご」を
ひとつひとつ手作業にこだわって作っています。
 

 
元々、須浪亨商店は、
岡山県倉敷市にて「ござ」を製造していました。
「花ござ」発祥の地である倉敷では、
いぐさの農業やいぐさ製品の産業が盛んでしたが、
産地の衰退と共に須浪亨商店でも
「ござ」を作ることは無くなっていました。
ですが現在は、現在の5代目の須波隆貴さんが
いぐさのかご「いかご」を作っています。
 

 
「いかご」とは、
戦後の闇市で買い出し用に使われてきた買い物かごのことで、
「闇かご」と呼ばれていました。
「闇かご」はどの地域にもあり、
その地域で採れる素材から作られていました。
倉敷では、いぐさ製品の製造の際に捨ててしまう
いぐさの部分を撚って縄にし、
内職として「闇かご」を織っていました。
 

 
5代目・須波隆貴さんは、
子供の頃にお祖母様に教えてもらった編み方を参考にして
「いかご」を1つ1つ丁寧に
手作業にこだわって作っていらっしゃいます。

一番広い面に限り、織機で織り上げます。
そして織り上げた一枚の生地を、
側面や持ち手、底面を手作業で編み合わせています。
出来上がった「いかご」はとても丈夫で、
いぐさのいい香りを醸し出してくれます。
また、ざっくりとした風合いは心地よく、
長年使い続けると いぐさの緑色は
味わい深い茶色へと経年変化していくのも、魅力的です。

 

2.倉敷緞通

 
「倉敷緞通」は、いぐさを裏地に使った洋風の敷物です。
昭和の初期に、
早島町で「花ござ」の製造を行っていた矢吹貫一郎が
日本の和洋折衷の建物にも合う敷物として考案した
「金波織」(きんぱおり)
民芸運動家の柳宗悦が「倉敷緞通」と名付け、
染色家の芹沢銈介が表地に縞柄のデザインを加えたのが始まりです。
 
倉敷の特産品として全国的に人気を集め、
戦争が始まるまでは海外にも輸出されていました。
戦後、再び生産が再開され、
昭和30年代から40年代にかけては隆盛でしたが、
原材料の高騰や職人の高齢化などが重なって
昭和61(1986)年を最後に作られることもなくなってしまいました。
 
それを平成3(1991)年に発足した「伝統産業復興研究会」が
倉敷緞通の再興を図り、平成5(1993)年に生産を再開。
現在、瀧山雄一氏が個人事業主として独立し、
「倉敷緞通」の製造を続けています。
 
「倉敷緞通」の大きな特徴は裏地の「いぐさ」です。
軽やかで、吸湿性に優れ、風通しが良く、さらっとした肌触りで
快適に過ごすことが出来ます。
もちろん畳との相性は抜群です!
デザインも和洋を問わず、
違和感無くモダンな雰囲気にしてくれるので、
和室に敷くにはもってこいです。
 
 

倉敷緞通

  • 住所:〒710-0022
       岡山県倉敷市早高490−7
  • 電話:086-482-3478
 

[参考]

 
 
 

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