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イッピン「豪快!鮮やか!手染めの技〜高知 染物」

<番組紹介>
高知県で、子どもの健やかな成長を願い、
掲げられる祝い旗「フラフ」。
現代的にアレンジした壁掛けや
フラフを再利用したバッグなど、
豪快で鮮やかな染め物の魅力に迫る。
端午の節句に掲げられる、
巨大な祝い旗「フラフ」は、高知の伝統工芸品。
子どもの健やかな成長を願う金太郎などの絵柄は、
染物職人が巧みな手染めの技を駆使し、
一つ一つ丹念に描いたものだ。
また、一年中飾れるように
室内用のサイズにアレンジした
繊細な色合いのタペストリーや、
フラフの一部を切り取ることで生まれる
カジュアルな模様が人気のバッグなど、
高知の風土を表すような
鮮やかで豪快な染め物の魅力を再発見する。
 
 

  
今回のイッピンでは、
「フラフ」を一年中飾れるように
室内用のサイズにアレンジした繊細な色合いのタペストリーや、
フラフの一部を切り取ることで生まれるカジュアルな模様が人気の
バッグなどが紹介されます。
 
 

1.フラフとタペストリー(吉川染公房)

 


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元は材木屋を営んでいた吉川家。
染物は、初代が赤岡町に滞在していた絵金に師事したことに始まりました。
生業として染物屋にしたのは三代目で、
そして現在は、五代目の吉川毅さんがその伝統的な染色技術を継承し、
高知県独特の「フラフ」や「幟」(のぼり)
手漉き土佐和紙を使った手描きの「土佐凧」づくりに従事しています。
平成23(2011)年には「土佐の匠」に選ばれています。
 

 
染料と顔料を使い、男の子の健やかな成長を願う気持ちを込め、
手染めと手描きを合わせて鮮やかに「フラフ」を染め上げていきます。
 

 
鯉のぼり用ではなく、ベランダに出して飾れるものも作っているそうです。
更に現代の住まいの事情を考慮して、
「のれん」、「タペストリー」などの室内飾り用の作品も手掛けています。
 

 
また、吉川さんご自身のお嬢さんの節句を祝って
女の子向けのお雛さまタペストリー作ったのを機に商品化しました。
 

 
主に受注生産で、名入り・ 家紋入りのフラフやタペストリー、
オリジナルののれんな ど、客の要望に応じて様々な染物を作っています。
 

吉川染公房

  • 住所:〒781-5331
       高知県香南市香我美町岸本56
 
 

2.フラフを再利用した布バッグ(おっこう屋)

 


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商都として栄えた香南市赤岡町。
ここに雑貨や骨董品が所狭しと並ぶお店があります。
「おっこう屋」です。
 

 
築200年を超える豪壮な建物で、元は蝋燭屋さんだったそうです。
江戸時代の測量家・伊能忠敬も泊まり、
脇本陣にもなったという、由緒ある場所です。
店名の由来は「奥にしまわれたものに光を当てる=奥光屋」。
アンティークの着物や器、高知の和紙などが溢れんばかりに並び、
買い物はあたかも宝探しのようです。
 

 
「おっこう屋」の基本コンセプトは
「手作り」「再生」です。
「使わないけど捨てられない大切なもの」や
手作り品などを町民が持ち寄り販売されています。
 

 

おっこう屋

  • 住所:〒781-5310
       高知県香南市赤岡町448−1
 
 

[参考]高知県の伝統工芸品「フラフ」

「フラフ」については、こちらをご参照下さい。
 

omotedana.hatenablog.com

 

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