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イッピン「薫る伝統の和テイスト~香川 木製品~」

<番組紹介>
江戸時代より城下町として栄えた香川県高松市。
風土と歴史が育んだ木製品を紹介する。
和三盆を作る道具の菓子木型。
木に精密な彫りを施して、
立体感、そして使いやすさを追求している。
松ヤニを多く含む「肥松」と呼ばれる黒松を使い、
木の温もりが伝わるボウル。
塗料を使わず、木目の美しさが際立っている。
欄間彫刻の端材を利用し出来たボールペン。
曲線を描くフォルムが印象的だ。
木製品の魅力と職人の技に野村佑香さんが迫る。
 
 

木型工房 市原(伝統工芸士・市原吉博さん)

 
和三盆や練りきりなどの和菓子をつくるために使われる
菓子木型をつくる職人は全国的にも数人しか存在せず、
四国では市原吉博さんただ1人です。
市原さんは木に精密な彫りを施して、
立体感、そして使いやすさを追求しています。
 

木型工房 市原

  • 住所:〒760-0072
       香川県高松市花園町1丁目7番30号   
  • 電話:087-831-3712
 
 

クラフト・アリオカ(有岡成員さん)

 
有岡良益(ありおか りょうえき)さんは、
香川漆器の木地師として働き始め、
昭和30(1955)年に独立して、
高松市内に「クラフト・アリオカ」を設立しましたが、
平成21(2009)年に亡くなられました。
 
現在は、長男の有岡成員(ありおか しょういん)さんが
「肥松」と呼ばれる松ヤニを多く含む黒松を使った、
木の温もりが伝わるボウルをつくっています。
塗料を使わなくても、木目の美しいボウルです。
 
「肥松」は、
黒松の中でも樹齢300年以上の油分をたっぷりと蓄えた
木の中心部のことです。
「肥松」は100年程の時間をかけて色が飴色に変化し、
手触りも使用する毎に良くなるという特製を持っていることから、
江戸時代から作られており、茶人などに愛好されていたようです。
しかし残念な事に、
現在は、樹齢300年を超える黒松はほぼ入手できない現状です。
もしあったとしても、
切り出してから20年間以上は寝かせないと使用できないため、
今あるお父親の代のストックを使って
有岡さんは美しいボウルを作り続けていらっしゃいます。
 
「親子孫三代続くことでその家が完成し、栄える」
とされていた日本の考え方や、
松竹梅にも表現される「松」そのものが持つ
吉祥の象徴的な意味合いも相俟って、
「肥松」は高級木材として重宝される木材でした。
 
香川では黒松の育ちやすい環境があり、
昔から良質な肥松が採れていたため、
大阪や京都など広く出回っていました。
 

 

朝倉彫刻店(朝倉準一さん)

 
朝倉彫刻店は欄間彫刻を営んでいます。
 
欄間彫刻で培った知識と技術を活かして、
多様な樹種のお箸や箸置き、ボールペンなどの小物も
制作、販売しています。
ボールペンは曲線を描くフォルムが印象的です。
 

朝倉彫刻店

  • 住所:〒760-0067
       香川県高松市松福町1丁目3−44   
  • 電話:087-821-2768
 
 

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