<番組紹介>
今、千葉で生まれたガラス製品が人気だ。
ガラスに泡を封じ込めた幻想的なグラスや、
海外で学んだ技法から生まれた神秘的な香水瓶。
50年ほど前からガラス工房が増えだした。
房総半島では、若き職人たちが
日々競うように独創的な色や形を追求している。
切り子の器に万華鏡のような輝きを与える研磨の技など
ガラスの新たな世界を切り開こうと挑戦する職人たちを
中山エミリが徹底リサーチ!
房総半島では、50年程前からガラス工房が増え出し、
若き職人達が日々競うように独創的な色や形を追求しています。
1.泡グラス「Sghr」(菅原工芸硝子)
菅原工芸硝子さんは
昭和36年に東京都江東区亀戸から
千葉県の九十九里町に移ってきた企業です。
水中で生まれた泡が上へ上へと立ち昇る姿をガラスに閉じ込めた、
何とも美しい神秘的なグラスです。
重厚なガラスと軽やかに浮かんでいく泡のコントラストは、
現代アートのオブジェのよう。
グラスに上品なシャンパンやスパークリングワインを注ぐと、
グラスから泡が繋がって立ち昇っていくかのように見えます。
時計まであります。
他にも、「富士山グラス」もあります。
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2.SORA 香水瓶
(ガラス工房「rasiku」・谷川亜希さん)
rasikuは千葉県市原市にある工房です。
自分らしく、ガラスらしく・・・。
工芸家のこだわりを自由な形で表現した
こだわりのガラス工芸品を手づくりする工房です。
海外で学んだ技法から生まれた神秘的な香水瓶です。
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3. 宙吹きガラス(ガラス工房「吉田」・吉田元雄さん)
吉田元雄さんは、
ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊教授で有名となった
「カミオカンデ」のガラス部分を制作したことでも有名なガラス工芸家です。
「宙吹きガラス」とは、
空中で竿に息を吹き込みながら成型する方法です。
切子細工が施されることもあります。
HARIOは、理化学用ガラスを手吹きで生産しています。