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イッピン「漆を極め伝統に挑む〜石川 山中漆器〜」

<番組紹介>
叢雲塗(むらくもぬり)という技法で
幻想的な模様を生み出す職人や、
蒔絵(まきえ)の技法で、
小さなピアスに美しい模様を施す職人など。
石川・山中漆器の高度な技に迫る。
温泉地の土産物として発展した石川県の山中漆器。
その伝統を受け継ぐ職人の一人は、
叢雲塗(むらくもぬり)という技法を使ってカップを
製作している。
カップの白い表面には、
黒い雲が広がっているような不思議な模様。
これは筆で描いたのではない。
数少ない職人の間でだけ伝えられた
特殊な技法によるものだ。
そして、直径わずか9ミリのピアスに、
蒔絵(まきえ)の技法で
美しい幾何学模様を施す職人など、
漆工芸の技に迫る。
初回放送日: 令和4(2022)年1月28日
 
 
 

1.むらくもカップ/SUWARI 叢雲塗
(浅田漆器工芸・清水一人さん)


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「木地の山中」と言われる山中漆器。
木地、下地、そして上塗塗りの技術が高いのも、
山中漆器の特徴です。
 
「むらくも(叢雲)」とは、上塗を施し、
やや乾き始めたところに和蝋燭の煤を当てて、
黒雲のような模様をつけた変わり塗の一つです。
蝋燭の炎のような揺らめく様子が表現され、
塗りの表情は一つ一つ違い、同じ模様はひとつとしてありません。
 
山中漆器の産地には
手塗りの職人は約10人いらっしゃるそうですが、
そのうち「叢雲塗」が出来る職人さんは、
山中漆器の中で1人、清水さんしかいません。
 


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浅田漆器工芸の浅田明彦さんは、
令和元(2018)年に開かれた木地師、塗師、蒔絵師の合同展示会で
清水さんが作った叢雲塗に出会い、
その炎のように揺らめく模様に惹きつけられ、
清水さんに商品を叢雲塗で仕上げることが出来るか尋ねたところ
快く引き受けてもらったのが始まりだそうです。
 
そうして出来た「むらくもカップ」は、
「2019年度 内閣総理大臣賞」を獲得。
 
また、底が丸くなった、ゆらゆら揺れる可愛らしいデザインの
「SUWARI」も登場。
山中漆器の木地師・久津見龍也さんのろくろの技術が活かされた
カップです。


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  • 住所:〒922-0139
       石川県加賀市山中温泉菅谷町ハ215
  • 電話:0761-78-4200
 
 

2.Bisai(うるしアートはりや)

うるしアートはりや」は昭和56(1981)年に設立の蒔絵工房です。
針谷祐之・絹代さんご夫妻が茶道具の蒔絵師として活動を開始。
現在は、崇之さん・祥吾さん二人の息子さんも蒔絵師になり、
更にお2人のお嫁さんも加わり、
ご家族皆さんで活動していらっしゃいます。
 

 
祐之さんは、棗などの茶道具を中心に
伝統工芸士として伝統の技を極めて続ける正統派の作家さんです。


 
絹代さんは、漆をもっと生活にと、
アクセサリーなど新しい分野にも挑戦されていらっしゃる作家さんです。


 
「Bisai」は、崇之さんが平成27(2015)年に立ち上げた
女性向けアクセサリーブランドです。
1cmに満たない様々な色に輝く小さな白蝶貝に、漆や金粉を使って、
一つ一つ手作業で蒔絵が施されている 艶やかで上品なジュエリーは、
身に付ける方をさりげなく引き立ててくれます。
また「Mt.Artigiano」(モンテアルティジャーノ)という
男性に向けたアクセサリーブランドも立ち上げ、
ボタンダウンピアスなどを製作されています。

 
 
祥吾さんは細かい部分が美しい、
綺麗な蒔絵の作品を製作されています。

 
 
  • 住所:〒922-0111
       石川県加賀市山中温泉塚谷町2-124
  • 電話:0761-78-5154
 
 
<参考>
 

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