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沖縄県「沖縄ガラス(琉球ガラス)」

「沖縄ガラス」(「琉球ガラス」と表記されることもある)は、
沖縄県の沖縄本島を中心に生産される、
吹きガラスなどのホットワーク作業のガラス工芸品のことです。
沖縄には、アジアとの貿易を通じて
比較的早くにガラス製品がもたらされていたと考えられていて、
製造も明治時代中期には始まっていたようです。
戦前は主にランプのほや、薬瓶、漬物瓶などの
実用的な物が型吹きで造られていました。
 
現在、人気が高まっている「沖縄ガラス」は、
戦争後の資源難のため、
沖縄にあるアメリカ軍基地で捨てられた
コーラやビールの空き瓶を溶かして再利用したことから
始まったものです。
 
雑多な瓶を溶かして再生したガラスを使用していることから、
厚手の赤色や緑色などの多彩な色合いと、
再生の過程で混入する気泡が相俟った
独特の味わいをもつガラス製品となりました。
 
中でも「泡ガラス」と呼ばれるものは、
器の全面が泡で覆われ、独特の清涼感に溢れています。
エメラルドグリーンの美しいグラスは沖縄の海を感じさせてくれます。
淡いピンクのひび割れ模様の器などは、
南国ならではの優しさが詰まっているかのようです。
 
「琉球ガラス村」では、
ガラス体験が出来る他、ガラス工房の見学が出来ます。
また、施設内には、ガラスショップやレストランもあります。
 

 琉球ガラス村

  • 住所:〒901-0345
       沖縄県糸満市字福地169番地  
  • 電話: 098-997-4784