<番組紹介>
これが本当に漆器なの!?
カラフルでシャープなストライプが際立つ
イタリアン・デザインのおわん。
鋳物のようでも銀器のようでもあるしゃれたカップ。
今、秋田の川連(かわつら)漆器が、
魅力的な器を次々と誕生させている。
川連は800年の歴史を誇る東北漆器界の雄。
その特徴は、独特の工法が生み出す丈夫さにある。
質実剛健なふだん使いの器から、
モダンでスタイリッシュなものまで、
変幻自在な漆の里の魅力を水沢エレナが紹介。
<初回放送日:平成30(2018)年11月20日 >
1.利山 LI-ZAN
カラフルでシャープなストライプが際立つ
イタリアン・デザインのお椀 「kawatsura SHIーKIコレクション」は、
利山の熟練職人とイタリアで活躍するデザイナーとの
コラボレーションによって実現したものです。
利山 LI-ZAN
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2.「たなごころ」「ひとさじ」(佐藤善六漆器店)
介護施設から
「汁物を入れてもおわんが熱くならない」
「口当たりが良く、温かみを感じる」と好評の食器。
作ったのは佐藤善六さんです。
お椀や小皿などの器は握力が弱い高齢者でも持ちやすいよう、
指をかけるための深いくぼみを周りに付けたのが特徴です。
スプーンとフォークは握りやすさを重視して
柄を大きくカーブさせました。
佐藤善六さんは
「普通の食器と見分けがつかないデザインになっていので、
介護施設などだけでなく、家庭でも使って欲しい」と話しています。
器は「たなごころ」、
スプーンとフォークは「ひとさじ」のブランド名で販売されています。
佐藤善六漆器店
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3.漆工房 攝津
鋳物のようでも銀器のようでもある洒落たカップ。
木は熱を伝えにくいので、ガラスや陶器よりは結露しませんし、
手の熱も伝わりにくく、氷が融けにくいという利点もあります。
攝津さんは「漆掻き」を行っています。
去年、仲間を集め、復活させたのです。
「漆を掻く」とは「漆の木から樹液を採取すること」を意味しています。
掻子(かきこ)と呼ばれる職人が、
樹液を採るために漆の木に刃物で傷をつけていきます。
すると、木は傷の修復をしようと樹液(漆)を傷口に流します。
それを掻子がヘラで集めていきます。
漆工房 攝津
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