MENU

伝統工芸品

福島県「会津本郷焼」

www.youtube.com 「会津本郷焼」 は 「陶器」「磁器」の両方を製造している、 稀少な産地です。 「陶器」は伝統的な飴釉や自然灰釉を使用した 素朴で親しみやすい深い味わいがあります。 一方「磁器」は、東北では最古の白磁の産地で、 呉須による染付や和洋…

鹿児島「薩摩錫器」

歴史 薩摩錫器の特徴 歴史 「薩摩錫器」は、 明暦2(1656)年、 八木主人佐(もんどのすけ)によって 現在の鹿児島市下福元町錫山地域で錫山が発掘されたことに 始まります。 1701年には、薩摩藩の経営となり、 1853~1854年には斉彬の命で湧上坑において、 約…

福岡県「上野焼」

上品な薄作りが特徴の上野焼は、 灰釉、銅釉、鉄釉など 使用する釉薬によって肌合いや艶が異なり、 窯元によって多様な出来映えとなるのが魅力的な焼き物です。 茶器以外にも、 食器・花器などの身近な生活用品も数多く作り出され、 伝統工芸の枠を越えたモ…

香川県「木製品」

四国の香川県高松市は、 香川県の県庁所在地であり、中核市に指定されています。 香川と言えば、 全国の約8割のシェアを誇るほどの盆栽の一大生産地です。 盆栽の樹種として昔から使用されているのが「黒松」です。 「高松」の地名の由来は諸説あるのですが…

茨城県「カガミクリスタル」

茨城県の工芸と言えば、 「笠間焼」、「結城紬」、春慶塗「粟野春慶」などが よく知られていますが、 実は「ガラス工芸」も忘れてはならない存在です。 茨城県のいくつかの古墳からはガラス玉出土しています。 北茨城市の「シリカ」や龍ヶ崎市の「カガミクリ…

兵庫県「播州織」

兵庫県のやや東に位置する西脇市。 大正時代には、 西脇市の北緯35度東経135度は「日本の真ん中」と 認定されたという歴史を持ちます。 芸術家の横尾忠則氏を輩出した地としても知られています。 歴史 現在 歴史 「播州織」 (ばんしゅうおり)は西脇市を代…

山形県「山形緞通」

「山形緞通」は、 昭和10年に山形県山辺町で創業した「オリエンタルカーペット」による 絨毯のブランドです。 産地 産地 山形県山辺町は、 江戸期に始まり、明治時代には地場産業に育っていた 「山辺木綿」で知られる染織の町でした。 当時、地域再生のため…

山形県「山形鋳物」

日本文化を代表する「茶道」になくてはならない 「茶の湯釜」の多くが山形産です。 鉄瓶、青銅花瓶、鉄鍋、置物など、 薄手で、しかも繊細な肌や正確な形は 伝統的工芸品に相応しい優れた技術によるものです。 歴史 特徴 歴史 「山形鋳物」の起源は 平安時代…

三重県「伊賀焼」

「伊賀焼」は三重県伊賀市等で作られる焼き物です。 伊賀では、 耐火度の高い粘土が採取出来ること、 薪に最適な赤松の森林が豊かであったことから、 古くから陶器が焼かれていました。 歴史 伊賀焼の特徴 歴史 「伊賀焼」の始まりは7世紀後半から8世紀に…

三重県「伊勢型紙」

「伊勢型紙」とは、 三重県鈴鹿市で作られている 友禅、ゆかた、小紋などの柄や文様を 着物の生地を染めるのに用いるもので、 千有余年の歴史を誇る伝統的工芸品です。 和紙を加工した「渋紙」と言われる型地紙に、 彫刻刀で着物の文様や図柄を丹念に彫り抜…

東京都墨田区「江戸型彫 」

「型彫」とは、着物の染色に使う型紙のことです。 和紙を柿渋で加工した型地紙に 彫刻刃で着物の紋様や図柄を彫り抜いたものです。 この技術は室町時代に完成し、 江戸時代には微細な紋様などを染めるため 紙の間に細い絹糸を縦横に貼って補強した型紙が開発…

東京都「江戸指物」

樹林、樹種に恵まれた島国である日本は、 古くより木工が盛んでした。 その技法を大まかに分けると、 指物、刳物、彫物、挽物、曲物、箍物、編物の七種です。 歴史 「指物」とは、 金釘を用いることなく板材を組み立てるとても高度な仕事で、 その歴史は平安…

鹿児島「薩摩焼」

国の伝統的工芸品にも指定されている「薩摩焼」の歴史は、 今から約400年前の朝鮮出兵の際に、 薩摩藩主・島津義弘が 陶工を薩摩に80人以上の朝鮮人陶工を連れ帰ったことに始まります。 串木野、市来に上陸した 陶工・朴平意(ぼくへいい)や金海(きんかい…

東京都「江戸切子」

「江戸切子」とは、 ガラスの表面に紋様をカットを施して装飾する技法そのもの、またはカットされた紋様そのものを指します。英語で言うと「カットグラス」です。 主に回転する研磨盤を用いて、ガラスをそこに押し付けるようにしてカットを入れていきます。…

沖縄県「沖縄ガラス(琉球ガラス)」

「沖縄ガラス」(「琉球ガラス」と表記されることもある)は、 沖縄県の沖縄本島を中心に生産される、 吹きガラスなどのホットワーク作業のガラス工芸品のことです。 沖縄には、アジアとの貿易を通じて 比較的早くにガラス製品がもたらされていたと考えられ…

沖縄県「琉球漆器」

沖縄の土産品店に立ち寄ると、艶のある黒地や明るい朱色に ハイビスカスやゆうなの花模様、 光沢のある貝を使って装飾する螺鈿細工(らでんさいく)を施した 「琉球漆器」の皿や椀を見かけます。 「琉球漆器」は 朱塗りと黒塗りのコントラストの大胆さ、斬新…

沖縄県「紅型」

鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さ・・・ 沖縄の自然のように鮮やかで美しい伝統の染物「紅型」。 その起源は15世紀頃と言われ、 中国や東南アジア諸国との交易の中で生まれたと言われています。 琉球王朝の繁栄とともに開花した紅型は、 伝承の技に新し…

沖縄県「喜如嘉の芭蕉布」

重要無形文化財「喜如嘉の芭蕉布」(きじょかのばしょうふ)。 琉球糸芭蕉の繊維を使った伝統的で素朴な織物です。 糸芭蕉から採れる繊維を利用して織り上げる「芭蕉布」は、 沖縄の代表的な織物です。 軽くてさらりとした肌触りが独特で、 江戸時代には「夏…

沖縄県「久米島紬」

久米島(くめじま)は、 沖縄本島から西に約100km、 沖縄諸島に属する島で最も西に位置し、 沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで 5番目に大きな島です。 自然豊かで美しい久米島は、 昭和58(1983)年に島全体が県立自然公園に指定され、 今でも変わ…

青森県「南部裂織」

「裂織」は使い古した布を細く裂き、織り込み、 衣服や生活用品へと再生する織物です。 経糸に木綿糸、横糸に古布を用いて織った「裂織」は 丈夫で温かく、使い続けると柔らかな風合いになります。 江戸時代、寒冷な気候の為に木綿の育成や入手が難しかった …

青森県「津軽塗」

「津軽塗」は 青森県弘前市を中心とする地域で製作販売されている 青森県を代表する伝統的工芸品です。 津軽塗は青森県唯一の、経済産業大臣指定伝統工芸品です。 「津軽塗」という言葉が生まれたのは 明治6(1873)年に、 「ウィーン万国博覧会」に漆器を…

北海道「江別のレンガ」

北海道の街は煉瓦造りの建物が目立っています。 「北海道庁旧本庁舎」の他、 平成26(2014)年夏に出来た 北海道庁赤れんが庁舎前の歩道や札幌市北3条広場(アカプラ)にも、 「江別のれんが」が使われています。 江別市は札幌市の西隣にあります。 千歳川が…

北海道「革製品」

北海道の開拓は農耕馬と共にありました。 江戸時代、ニシン漁場で働いた「南部馬」が 厳しい冬を生き延び、野生化したのが 北海道産馬「どさんこ」のルーツと言われています。 馬体はかなり小型なのですが、 同じ側の前脚と後ろ脚を一緒に出す「側対歩」なの…

北海道「焼き物」

現在、北海道には旭川市の「大雪窯」など 300程の窯があると言われています。 道内での焼き物作りは 江戸時代末期の安政年間に「函館」で始まったと言われています。 当時は「箱館」という地名でしたので「箱館焼」と言いました。 安政6(1859)年に 箱館奉…

栃木県「日光下駄」

格式を重んじる社寺参入の際には 「草履」を使用するのが原則でしたが、 雪や坂道の多い「日光社寺」では、 草履の下に下駄を合わせた「御免下駄」が考案されました。 普通の下駄は2枚歯ですが、 「御免下駄」は 前の歯が最先端に、後ろの歯が最後尾に付い…

福岡県・高取焼

「高取焼」は 筑前福岡藩主・黒田長政 朝鮮陶工・八山(和名=鷹取八蔵茂貞)に 鷹取山山麓に築窯(「永満寺宅間窯」)させたのが 始まりとされています。 「髙取焼」は幾度も移窯・増窯を経てきた窯で、 その変遷に伴い、作風にも違いが見られるため、 古髙…